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【濃厚絶品】モクズガニをまるごと味わう最高の食べ方!山太郎のカニ巻き汁レシピ

モクズガニって食べれるの?

都市河川のは臭そうだけど、美味しくなる?

釣り方(採り方)も知りたい…

日本全国の河川に分布している、モクズガニ(通称:山太郎・ツガニなど)。

身近な存在ではありますが、とても美味しいカニです。

淡水性のカニで、肺吸虫の宿主となっているため、十分な加熱が必要。

モクズガニは茹でても十分美味しいのですが、もっとオススメの調理法があります。

それは、生のまま叩き潰してお味噌汁にする、「カニ巻き汁」です!

モクズガニをまるごとを楽しめます。

この記事では濃厚絶品カニ巻き汁の作り方を知ることができます。

また、簡単な釣り方や、ドブ臭いカニを美味しく食べる方法も解説します!

「カニ巻き汁」は宮崎県北郷町の郷土料理。

大分県の「ガン汁」、高知県の「ツガニ汁」といった似たような料理もあるよ!

モクズガニ(山太郎ガニ・ツガニ)とは

日本中の河川に生息している、淡水生のカニです。

ハサミに毛が密集しており、まるでボンボンをつけているようにみえます。

高級な上海ガニに味も見た目もソックリ!

秋~冬にかけては山間から、汽水域まで産卵のために降りてきます。

カニ巻き汁に必要な材料

モクズガニ:200g

水:800ml

味噌:100g

↑4人分の目安です。

正直、モクズガニも味噌も、お好みで増やすと、なお美味しくなります。

カニの簡単な釣り方(採り方)

水中で見えているカニは、けっこう簡単に釣れます。

釣り餌を目の前に垂らし、掴んできたら、水面近くまで持ち上げて、たも網ですくう!

これだけで簡単に釣れます。

↓ワタリガニなんかも釣れます。

↑カニを持ち上げすぎるとエサを離してしまうので、たも網は長いほうがいいですね!

モクズガニは夜行性のため、夜間の釣行もオススメ!

また、洗濯ネットにエサをいれて掴ませる釣法や、市販のカニかごなどもあります。

蟹カゴは、魚の切り身を入れて沈めておくだけで、めちゃくちゃ大量に採れます。

モクズガニの採取は内水面や漁業権に抵触する場合もあるので注意が必要!

カニの泥を吐かせよう(1~3日)

モクズガニが呼吸できるよう、体が半分くらいつかる程度の真水に入れ、泥を吐かせます。

清流域のモクズガニは1日程度、都市河川や海で採取したものは3日以上は泥を吐かせた方が、美味しく食べられます。

エサなしでも水道水で5日程度は生きているよ!

ただし、カニ巻き汁に使用する部位を選定すれば、あまり気にしなくてもよいです。

脱走も多いので、少し隙間をあけて蓋をしておこう!

死んでしまったカニは痛むのが早いので、その日のうちに食べよう!

カニ巻き汁レシピ①モクズガニを締める

モクズガニの動きを弱らせるために、カニを活き締め(いきじめ)します。

カニ巻き汁レシピ②タワシなどで軽く洗う

モクズガニの外側をタワシやスポンジなどで軽く水洗いします。

泥抜き後は比較的汚れが少ないですが、一応やっておきましょう。

カニ巻き汁レシピ③ふんどしと甲羅をはずす

↓モクズガニのお腹面から、ふんどしを手ではずします↓

手足を切り落とすのは、あとからでも大丈夫です。

↓そのあと、甲羅をはずしていきましょう↓

カニ巻き汁レシピ④甲羅からカニみそを取りわける

綺麗なボウルなどに、甲羅からカニみそをとりわけておきましょう。

カニ巻き汁レシピ⑤使用する部分を厳選する(重要)

カニ巻き汁は、モクズガニをまるごと使用することができます。

しかし、都市河川のモクズガニは泥抜き後も、泥臭い場合が多いです。

対処方法としては、泥臭い部位を使用しないことが一番重要です!

絶対必要な部位

・モクズガニの体

・カニみそ

泥臭くなければ、入れるといい部位

・モクズガニの手足(本家宮崎県ではここまで入れます)

入れても入れなくてもOKな部位

・甲羅(口は外し、泥洗い必須)

※ミキサーにかける際に大きすぎると故障の可能性も!

取り除くとよい部位

・モクズガニのくち(周囲の泥)

・モクズガニのエラ↓(茶色くフサフサした部分)

ミキサーにかけるため、大きい部位は小さく切っておきましょう。

カニ巻き汁レシピ⑥ミキサーにかける

使用する部位を、すべてミキサーにいれて砕きます。

ペースト状になってきたら、水と味噌をたしてさらに攪拌(かくはん)します。

筆者がカニ巻き汁のためだけに購入したミキサーはコチラ↓

軽くて耐久性・強靭性に優れたトライタンを使用しており、比較的安く、1リットルの容量!万が一、カニの甲羅が挟まっても、自動停止しモーター故障を防いでくれます。

カニ巻き汁レシピ⑦濾し器で濾す(こす)

濾し器で1度、大きなカラを取り除いていきます。

カニ巻き汁レシピ⑧濾し布でさらに濾す

調理用の濾し布やガーゼでもう一度濾します。

この作業により、カニ巻き汁に硬いカラが入らず、口当たりがよくなるので、必ず行ってください。

カニ巻き汁レシピ⑨火にかけ沸騰するのを待つ

濾したものを、弱火にかけて沸騰するのを待ちます。

決して、かき混ぜないようにしましょう。

弱火⇒ふわふわっとした仕上がり。

強火⇒ゴロゴロっとした仕上がり。

カニ巻き汁レシピ⑩弱火でそのまま待つ

沸騰したら、すこしかき混ぜます。

↑写真のように、カニのたんぱく質が固まっているのが確認できます。

そのまま、15分煮込みましょう。

カニ巻き汁レシピ⑪火をとめ追い味噌し完成!

火を止めて、味見をしてみましょう。

物足りなければ、ここで通常のお味噌汁を作るときのように、味噌をとかします。

味噌は多めの方が個人的にオススメ!

お好みで刻みネギなどトッピング!

カニの風味がたまらない、「モクズガニのカニ巻き汁」完成です!

モクズガニのカニ巻き汁はまとめ

釣ってきて、泥抜きして、切って、ミキサーにかけて、濾して、お味噌汁にするだけ!

臭いが気になるモクズガニも、部位選定をすれば大丈夫です!

日本中の河川~海に生息しているモクズガニ。

ぜひ自分で釣って作って「濃厚絶品カニ巻き汁」を堪能してみてはいかがでしょうか。

最後になりますが、オスの方が美味しいので、メスは生態保護の観点からも、リリースしてあげてください。

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